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世界的にみて、高齢者の関節リウマチの患者さんは年々増えており、多くの地域では関節リウマチの病気を抱えている人々が生活しやすい環境作りや治療にあたる福祉制度が設けられています。
関節リウマチの患者さんを対象にした福祉制度には身体障害者向けの制度、高齢者向けの制度、難病患者向けの制度が主となっています。身体障害者向けの制度を利用する場合は身体障害者手帳を申請して、資格を取得しなければなりません。
そして、手帳の申請手続きは居住地の役所にある福祉事務課などで申請用紙を入手して、医療機関が作成した診断書といっしょに提出しますと、1級から6級に分けられた障害程度が認定されて、1から2ヶ月ほど経ちますと障害者手帳が交付されるそうです。
1級から6級に分けられた障害程度は平成18年から障害者自立支援法が実施されたことで障害福祉を受ける時の基準のひとつとして定められたのです。

この1級から6級に分けられた傷害程度というのは平成18年から障害者自立支援法が実施されたのに伴い、障害福祉を受ける際の基準のひとつとして、市町村から障害程度区分の認定を受けるように定められたもので、傷害の程度によって受けられるサービスも違いますので、サービスの幅が広がったといえます。
この自立支援法の目的は、障害程度を区分することによって、障害の程度によって、より公平なサービスが受けられるようにするものです。
しかし、福祉サービスを受ける際の食費等の実費負担や利用したサービスに対して1割の利用者負担が求められますので、サービスが受けられるとはいえ、決して完全なサービスとはいえず、患者さんの生活は依然として厳しいのです。
このような福祉サービスのほか、負担額の上限を設定する制度や、低所得者向けの負担軽減制度もありますので、まずは役所の福祉担当窓口に相談することからはじめましょう。

関節リウマチ患者の割合は女性の方が多く、およそ80%は女性だといわれています。
関節リウマチに限らず、膠原病などの自己免疫疾患の多くは男性よりも女性の罹患率が高いといわれています。
なぜならば、女性は妊娠や出産などでホルモンが変化するためだといわれています。
女性ホルモンの中で乳腺刺激ホルモンのプロラクチンや卵胞ホルモンのエストロゲンなどは、自己免疫反応を高める働きがありますので、そのホルモンが大きく変化したことで自己免疫疾患にかかりやすくなるのです。
また、統計によりますと、もともと自己免疫疾患に罹っている患者さんが妊娠している期間中に関節リウマチの症状が軽くなり、出産後に症状が悪化することもあるのです。
この関節リウマチには急性のものと慢性のものがあります。
急性のものは比較的に急激に症状が現れるのに対し、慢性関節リウマチの場合は、徐々に進行して、やがては痛みを伴って全身の関節に炎症が起きるのです。

関節リウマチが発症したことで、肺、腎臓、胃、皮膚、神経、貧血などの内臓にも合併症が生じやすいのです。
よくみられる合併症のなかには、皮下結節という肘や後頭部などの皮下に痛みを伴わない大豆ほどの大きさの硬いしこりができたり、心膜症や胸膜炎が生じたり、また肺線維症に上強膜症、末梢神経炎、シェーグレン症候群、貧血などの合併症がみられます。
この中でも最も多い合併症は貧血だといわれています。また、薬の副作用で胃炎や胃潰瘍などになる患者さんもいます。
関節リウマチの患者さんの貧血の多くは、血液中の鉄分の不足からくる貧血ではなく、鉄分を吸収する能力が低下したために生じる貧血が多いそうです。
そのため、鉄分を補給する錠剤を服用しても鉄分の吸収が難しいので、なかなか効果は出ないのです。
それよりもリウマチの症状をコントロールすることで貧血も緩和するのだといわれています。
いずれにしても、関節リウマチと診断された場合は、定期的に診察、検査を受けて、合併症を早期に発見することが大切だといわれています。

関節リウマチは薬物療法やリハビリで症状を改善させることは難しいといわれており、そのため、関節リウマチで手術をすることで生活の質が向上できる場合は手術療法をすすめられます。
関節リウマチの手術療法というのは、手術して関節破壊が起こる前に炎症を起こしている部分を取り除くものです。
破壊された関節を取り除く手術は2つに分けられ、一つは炎症を起こしている滑膜を切除して病気の進行を抑える滑膜切除術というもので、これは主に手の指、手首、肘、肩などの関節に対して行う手術です。
もう一つは、破壊された関節を固定させる関節固定術といわれているもので、こちらは人工的に関節を作り直す人工関節置換術であり、多くの関節リウマチの患者さんがこの人工関節置換術を行い、痛みなどの症状が緩和したそうです。
人工関節置換術は、破壊された関節部分の骨を取り除き、その代わりに人工の関節を固定させて、関節が動くようにするのです。

人工関節置換術を行う部位は、やはり膝が多く、後は股関節や手指、肘、足首、肩などもあります。
痛みの比較的に少ない手術ですので、膝の手術を行った場合は比較的に早い段階から歩けるようになり、日常生活ができる程度にまで回復
するのだといわれています。
この人工関節置換術を片方の膝にだけ行った場合、手術をしていない方の膝に負担がかかり、関節リウマチが悪化したという例も多いので、もし負担が大きくなった場合、もう片方の膝の症状も悪化した場合は、その膝も手術する必要が生じるのですが、成功率の高い手術療法は多くの患者さんに希望を与えています。
しかし、手術療法はあくまでも関節リウマチの局所療法でしかありませんので、1回の手術で完治するものではありません。
そして、リハビリの時間も長ので、辛抱強く病気と向き合うことが必要になることでしょう。

リハビリ中の関節リウマチには装具療法が行われます。
装具というのは、関節を安静の状態でキープさせて、炎症を鎮めるものであり、同時に関節の変形の進行を緩和させて、関節自体にかかる負担を軽減させるものです。
関節リウマチ用の装具は、患部を強く固定させたり、無理な変形矯正はせずに装着しますので、患者さんが一人でも自分で取り外しのできる装具だといわれており、重さも比較的に軽いので、装着しやすいデザインになっています。
この装具は関節リウマチの患者さんが装着することで治療になる療法ですが、すべての関節リウマチの患者さんに向いている治療法とはいえないのが難点で、なぜならば関節リウマチの患者さんは関節の変形の程度に個人差があり、関節の変形が著しく進行している場合は、装具療法も難しくなるのです。
そして、外見を気にして、装具を外してしまう患者さんもいるのです。

関節になるべく負担をかけずに、装具で補強し、炎症を緩和させる装具はしっかり取り付けましょう。
いまでは、関節リウマチの装具が改良されて、軽くてコンパクトなものもあり、使い勝手もよくなっています。
また、デザインも新しくなり、膝の関節を守る装具や手や指の関節を守る装具は矯正用下着の生地を使って、伸縮性に優れており、ファスナーも取り付けて患者さんが一人でも取り外しが簡単にできるように工夫されています。
また、関節などをすっぽり覆う形になりますので、夏場でも蒸れずに快適に過ごせるように通気性にも優れています。
関節リウマチの装具療法のなかにも治療を目的としたものと、日常生活の手助けとなる補助器具もあります。
また、市販のものでも関節に対する負担を少なくする商品があります。
たとえば、電動はブラシは手や指への負担を少なくしますし、上下に動く水道コックなども手首に力を入れてねじらずに済みますので、関節への負担は少なくなります。

関節リウマチの患者さんの多くは身体を動かすことで痛みを伴うため、あまり身体を動かさずにじっとしている人が多いのですが、身体は動かさないと筋肉がなくなり、関節も骨も少しずつ弱くなっていくものです。
しかも、身体を動かさないと身体全体が正常に機能しなくなり、新陳代謝も遅くなる恐れがあるのです。
そのため、関節リウマチの患者さんは、身体をまったく動かさないでいるよりも、少しずつ身体を動かして、筋肉や骨を鍛えて、関節の機能を保つようにしなければなりません。
ずっと動かさないでいると、やがては手足の関節や筋肉が動きにくくなり、最終的には動かなくなってしまうのです。
そのため、関節リウマチの患者さんは運動療法を行いましょう。
運動療法は、痛みを少し感じる程度に関節をゆっくり大きく動かすことです。
ただ動ける範囲内で動かすよりも少し痛みを感じる程度のところまで関節を動かした方が行動範囲を広げられるからです。

リウマチ体操を行うことで、筋肉も強化しますので、関節を大きく動かしたらそのまま曲げた状態で3秒から5秒ほど力を入れて動きを止めましょう。
この動きに合わせてゆっくり深呼吸もして、リラックスしながら運動をゆっくり変えるのです。
運動療法のポイントはあまり疲れさせないことです。
あくまでもゆっくりした動きで無理のない程度の運動量で毎日続けることがベストです。
あまり過激な運動をしたり、運動量が多すぎたりしますと逆効果になる場合もありますので、調節しながら運動を続けましょう。
運動療法をはじめた時点では、一人では無理な患者さんもいますので、そのときは理学療法士などのプロの方といっしょに関節を痛めない運動療法を行うとよいでしょう。
また、全身の関節を動かせるリウマチ体操もありますので、時間のあるときに毎日少量ずつでも体操を続けると効果的だといわれています。

関節リウマチは罹ってしまうと完治することは難しく、全身の関節に痛みを伴うことが多いのです。
症状の程度によって、関節リウマチにはいろいろな治療法があります。
たとえば、飲み薬が中心の薬物療法や基礎療法、あるいはリハビリ、そして関節を切る手術療法などがあります。
ほとんどの場合は、薬物療法が中心で、それと同時にリハビリもする形になります。
リハビリは、症状を緩和させるだけでなく、生活の質の向上を目指すものでもあります。
関節リウマチのリハビリには理学療法のほか、運動療法、作業療法、装具療法の4つがあげられます。
理学療法は、主に温熱や赤外線、超音波、水や氷などを使って、患部を直接に刺激して炎症を抑え、痛みをやわらげるのです。
そのため、関節リウマチの痛みや腫れ、こわばりに対して理学療法はとても効果的な治療方法だといわれています。

関節リウマチの全身症状の重い患者さんに対してよく処方されるのがステロイド薬ですね。
ステロイド薬は抗炎作用と免疫抑制の作用に優れていますので、服用を始めると関節リウマチによる痛みはすぐに抑えられて効果的ですが、効果があるだけ薬も強いということですので、長期的に服用したり、大量に摂取したりしますと、副作用が現れますので、効き目があるからといって、分量を勝手に増やしたりしないように気をつけましょう。
また、ステロイド薬は鎮痛作用がありますが、症状が緩和したからといって勝手に薬の服用をやめないようにしましょう。
なぜならば、急に薬の摂取を中止しますと、リバウンドで症状がさらに悪化する可能性があるからです。
近年、関節リウマチの症状で合併症を起こしていない患者さんに対してもステロイド薬を使うケースが出てきました。
ステロイド薬は効果が顕著ですので、少量だけ使っても炎症を効果的に抑えられるのです。

ステロイド薬はとても効果があるといえます。
ですが、効果が期待できる分、薬自体がきついものになりますので、副作用もあるといえるでしょう。
そして、ステロイド薬の副作用としてよく知られているのがムーンフェイスであるといえるでしょう。
ムーンフェイスというのは字のごとく、顔が満月のようにむくむことです。
また、肥満や食欲不振を起こしたり、不眠症になったり、身体全体がだるくなったりする副作用が出てきます。
長期的に飲み続けることで、糖尿病をはじめ、高血圧や高脂血症、動脈硬化、血管炎、骨粗しょう症、白内障、緑内障、ステロイド潰瘍のような重い副作用も起きたりしますので、ステロイドを摂取している場合はお医者さんの指定量のステロイド薬を服用指示に従って定期的に摂取するようにしながら、定期的に血液検査などをして、何か変わったことが起きたときは勝手に判断せずに、すぐにお医者さんに相談をしましょう。

関節リウマチの治療にはいろいろな方法がありますが、その中でも一般的な治療法が非ステロイド抗炎症薬を用いた方法だといえます。
非ステロイド抗炎症薬は、炎症を抑える作用があるほか、解熱や鎮痛の働きもありますので、関節リウマチ以外の関節痛や筋肉痛などの治療にも使われています。
この非ステロイド抗炎症薬の作用は服用後1時間程度で効果が現れますので、強い炎症や痛みのある場合の抑制効果に優れています。
非ステロイド抗炎症薬は初期の関節リウマチ患者や軽度の関節リウマチ患者に用いられることが多く、程度が軽い場合はこの非ステロイド抗炎症薬だけで炎症が治まり日常生活が送れるようになりますが、この薬はあくまでも炎症を抑えるだけのもので、決して炎症の進行を食い止めるものではありませんので、一時的な作用だといえるのではないでしょうか。
非ステロイド抗炎症薬で炎症は抑えられても関節の破壊は少しずつ進行していくものだといわれています。

非ステロイド抗炎症薬で炎症を抑えると同時に、抗リウマチ薬も併用するのが一般的だといわれています。
非ステロイド抗炎症薬の副作用としては、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、腎臓機能障害などがあげられ、いずれも比較的に強い副作用ですので、なるべく副作用を抑えるために長期にたわって同じ非ステロイド抗炎症薬を服用しないようにした方がよいといわれています。
また、非ステロイド抗炎症薬を服用するときは、お医者さんの指示にしたがって、定期定量の薬を服用するほか、定期的に血液検査や尿便の検査を受けましょう。
また、服用期間中に何か変化を感じたら迷わずお医者さんに相談してみましょう。
また、非ステロイド抗炎症薬は内服薬のほか、座薬や塗り薬などの外用薬もあります。
これらの外用薬の方が内服薬と比べて副作用が少ないので、できれば外用薬を使うようにしましょう。

近年、関節リウマチの病気の発症と免疫の関係が解明されて、関節リウマチは自己免疫疾患だということが判明しましたが、関節リウマチには特効薬というものがなく、よく使われる薬といえば、抗リウマチ薬と非ステロイド抗炎症薬、そしてステロイド薬の3種類なのです。
現在では早期から免疫に働きかける抗リウマチ薬が処方されるようになっています。
抗リウマチ薬というのは、免疫に働きかけ、関節の炎症と病気の進行を抑制する作用のある薬です。
しかし、鎮痛の作用はないため、痛みのひどいときはほかの鎮痛剤が必要になります。
また、この抗リウマチ薬には即効性はないので、すぐに効き目が感じられるわけではなく、服用して2ヶ月から3ヶ月後に効果が徐々に現れるのです。そして、いったん効果が出始めると、持続的に効果が現れますので、比較的に効果的な薬だといわれています。

ここでいう効果というのは、血液検査をした際に赤沈やCRPの値に変化が見られることを意味し、リウマチ因子の検査でも改善がみられることが多いのです。
抗リウマチ薬には、免疫調整剤と免疫抑制剤があり、近年は生物学的製剤も含まれることになりました。
生物学的製剤というのは、特定の物質だけに働きかける抗体を作り、それを体内に注射して炎症を引き起こす免疫反応のみを制御する抗リウマチ薬のことなのです。
この生物学的製剤は日本でも認可されており、少しずつ普及していくことが期待されています。
いずれにせよ、関節リウマチの症状は個人差がありますので、お医者さんの処方した薬を定期的に服用して、身体に異常などが生じたりした場合は迷わずに相談しましょう。
また、勝手に薬の服用を中止したりせず、根気よくこの病気と向き合う姿勢でのぞむといいでしょう。

近年、膠原病という病名をよく耳にするようになりましたが、いったい膠原病とは何かについてよく知っている人は少ないのではないでしょうか。膠原病という字からは想像しにくいので、少しここで膠原病について説明をしましょう。
この膠原病の膠という字は、人間の何億もある細胞のなかで細胞がばらばらにならないようにつなぎ合わせるためのコラーゲンのようなたんぱく質なのです。
この膠というのは皮膚、筋肉、骨、軟骨、靭帯など、ほぼ全身にあります。
そして、この全身の皮膚や筋肉、関節、血管などの膠が侵されていく病気の総称が膠原病と呼ぶれているものです。
膠原病と一言でいっても、いろいろなものがあり、たとえば、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎、皮膚
筋炎、多発動脈炎、リウマチ熱、シェーグレン症候群、混合性結合織病などがあげられます。

なぜ膠原病と一つにまとめられるのかといいますと、この膠原病には共通点があるのです。
いずれの膠原病にも原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどの症状が出てくるのです。
原因不明の発熱にともない、湿疹や関節の痛みが生じて病院に行った場合、膠原病と疑われることが多いのです。
膠原病の特徴はこのほかにも脱毛や口内炎、眼や口の中の渇き、手指のしびれ、爪の変形、また冷たい水につけると手足の先が白く変化したり、手先などのしびれなどの症状があるのです。
こういった症状のいくつかに当てはまりますと、次は血液検査やレントゲン検査、尿検査などをして、膠原病の値を確定していきます。
膠原病と病名が確定しますと、治療をはじめるわけですが、膠原病の治療は一般的に副腎皮質ステロイドホルモンを用いてステロイド治療を行ないます。
また、関節リウマチには抗リウマチ薬や免疫抑制剤が用いられます。
膠原病にはいろいろな種類のものがありますので、それぞれの症状などに合わせた治療法があります。

高齢者からリウマチだと聞かされることが多いのですが、一般的にリウマチといいますと、関節リウマチのことを指しますね。
そして、関節リウマチと間違えられやすいのが、リウマチ熱という別の病気です。
リウマチ熱は、5歳から15歳前後の子どもに多くみられる病気で、男女に差がなく生じます。
リウマチ熱は、特に関節と心臓に起こる炎症のことで、連鎖球菌で喉の感染症も合併することがありますが、基本的には感染症ではありませんので、伝染することはないのですが、感染症に対する炎症反応のひとつだといえます。
リウマチ熱の症状としては、連鎖球菌感染で喉に炎症が起きて、その炎症が引いた約2週間から3週間後に症状がみられるようになるのです。
最初の症状として、関節痛と発熱がみられることが多いそうです。
発熱と関節痛でお子さんを病院に連れていくと、リウマチ熱を疑われることがあるのです。

リウマチ熱の場合は複数の関節の痛みがあり、触っても痛がります。
また、一つの関節の痛みが治まっても、次のほかの関節が痛み出すことがあるのです。
この関節の痛みは2週間から4週間は続きます。ただし、リウマチ熱による関節の痛みは関節リウマチと違って、骨が変形することはまれです。
また、リウマチ熱の症状として、皮膚に紅斑が現れたり、皮下結節や舞踏病と呼ばれる手足が自然に動く症状などが現れることもあります。
そして、リウマチ熱を発症したお子さんの約半数のお子さんは心臓にも炎症が生じて胸痛や動悸も見られます。
リウマチ熱の治療方法は、感染症に対する抗生物質類の治療になります。
また、心臓や関節の炎症には、抗炎症薬、鎮痛剤などを用います。
過去にリウマチ熱になったことのあるお子さんが喉の連鎖球菌感染に感染してまたリウマチ熱にかかる場合もあるので気をつけましょう。慢性のリウマチ熱の場合は、抗生物質の長期投与が必要になります。

関節リウマチの治療方法といえば、おおまかに分けて、基礎療法、薬物療法、リハビリ、手術療法がありまして、そのなかでも基礎療法が主流になていますね。
しかし、関節リウマチで鍼灸治療が効果的だというのをご存知ですか。
鍼灸は肩こりや腰痛に効果があるほか、実は関節の痛みなどにも効果があるのです。
たとえば、膝の痛みや股関節の痛みに寝違い、ぎっくり腰、さらには全身疲労などにも効果があるのです。
人によっては、鍼灸で頭痛や胃の不調、眼の疲れが治った人もいますので、かなり応用範囲は広いのです。
鍼灸治療で必要な部位を集中的に治療し、その部位を刺激して積極的に患部を治すのです。
また、脳からは痛みを抑制する物質が出るようになりますので、鍼灸で痛みも緩和します。
関節リウマチで痛みのひどいときは鍼灸治療をして、痛みを和らげることができるのです。

鍼灸治療を行うことで、副交感神経が優位になりますので、心臓や消化器官の働きと血液循環もよくなります。
鍼灸は患者さんの身体の内面にある自然治癒力を引き出す方法だといわれており、薬などを服用しないために薬による副作用もないので安心して行えます。
また、鍼灸は長年の経験を積んできたプロの人が行いますので、鍼といっても本当に針で刺すようなものすごい痛みはなく、灸もやけどがするような熱さではありませんので、安心して通えますね。
ただし、鍼灸は効く人とそうでもない人がいるそうですので、あくまでも自分で治療を続けるのかどうかを判断しましょう。
病気は知ることから始まります。関節リウマチと診断されましたらまずはご自分の病気についての正しい知識をもち、またご自分の進行状況も把握することからはじめましょう。
病気に対する正しい知識がありますと、生活上の注意点などもわかるようになりますので、なるべく無理のないようにご自分をいたわりながら気持ちにゆとりを持たせましょう。

関節リウマチの患者さんの多くは女性で、発症年齢は30代から50代に多いといわれています。
女性の場合は妊娠と出産の問題がありますので、とても悩みますよね。
関節リウマチが発症したから妊娠出産をあきらめてしまう人もいるかも知れませんが、治療を受けながらもお医者さんに相談して、妊娠出産することは可能だといわれています。
関節リウマチの患者さんで妊娠したい場合は、まず病状が安定していることが大前提であるといえます。
また、薬の副作用で腎臓や心臓などに負担はかかりすぎていないのかなどのチェックも必要なのです。
副作用が強い場合は薬を一時中断することも考えられます。
また、胎児への影響を考慮して、リウマトレックスやイムラン等の抗リウマチ剤の服用は中止しますが、プレドニンやプレドニゾロン等のステロイド剤は胎盤で分解されるため胎児に影響は与えないものと考えられているのです。

関節リウマチの患者さんが妊娠を希望した場合は、抗リウマチ剤の服用をいったん中止して、胎児への副作用の少ないステロイド剤に切り替えるのが一般的だといわれています。
このようにして、関節リウマチの患者さんが妊娠を望む場合に注意しなければならない点がありますので、妊娠をご希望の場合は早めにお医者さんに相談しましょう。
関節リウマチは免疫系の疾患ですので、場合によっては妊娠したことで免疫の働きが抑制されて、妊娠中に関節リウマチの症状が軽くなることもありますが、産後に症状が悪化することも多いそうですので、念のために生まれたばかりの赤ちゃんのお世話をお願いできる人をあらかじめ探した方がよいでしょう。
関節リウマチは周囲に理解が必要で、妊娠出産で症状が悪化する可能性があることを十分に理解したうえで、家族に協力をしてもらうようにお願いしましょう。
また、母乳で育てる場合は、授乳期間中に薬を服用しますと赤ちゃんに影響を与える可能性がありますので、お医者さんと相談したうえで薬の調節などの対策をしましょう。

関節リウマチはまだ薬で完治できるものではありませんので、関節リウマチに関する新薬が次々と開発されています。
現在のところ、病気の症状を緩和する薬が主で、痛みや腫れなどの症状を和らげる抗炎症剤をはじめ、抗リウマチ薬、ステロイド剤などが用いられているのです。
この3種類の薬による薬物療法は、3種類の薬をバランスよく同時に使いながら治療をしているのが一般的だといわれています。
それでも、症状の重い患者さんの場合は思うほど症状が緩和されなかったり、症状が悪化したりして新薬の開発や新しい治療法を求めたりするのです。
近年の研究では、関節リウマチの炎症を促進するTNFαという分子群に働きかけるレミケードという薬が登場したそうです。
新薬のレミケードは、炎症を引き起こすTNFαという身体の中の成分に働きかけて、細胞の活性化を抑えるため、関節リウマチの効果的な治療薬だといわれています。

関節リウマチの新薬は、関節リウマチの診断を受け、メトトレキサート(リウマトレックス)などの既存の抗リウマチ薬で効果があまり出ない場合に新薬の使用が検討されるのです。
新薬のレミケードの副作用としては、感染症を悪化させたり、免疫が低下して感染症にかかりやすくなったりします。
また、この新薬には結核菌を殺すマクロファージ細胞の働きを抑える作用もあるため、感染症に感染している人や結核を患っている人は、まずこれらの病気を治してからでないと新薬による治療は始められません。
そして、レミケードには一般的なリウマチ薬の副作用としてあげられる肝臓や腎臓への影響、消化器障害、感染症などにかかる可能性もあります。
従来の薬があまり効果がないからといってすぐに新薬で試すのではなく、あくまでも専門医と相談のうえ、適した薬で治療するようにしましょう。

関節リウマチといえば、絶対安静というイメージがありますね。
関節リウマチの場合は身体を動かすことで痛みもありますし、こわばりもありますので、動きにくいというのも確かです。
しかし、痛いという理由で体を動かさずにじっとしていると、やがて関節がさらに動かしにくくなり、全身の筋肉も衰えるのです。
長期に渡って、適度に身体を動かさずにいると、いつの間に寝たきりになる可能性があります。
また、身体を動かして運動をしないと、骨の密度にも影響して、カルシウムが抜けますし、関節を動かさないと、関節液から軟骨への栄養が行き渡りにくくなり、骨の破壊が進行してしまうのです。
そのため、関節リウマチにかかってもなるべく元気なときや調子のよいときに少しずつ関節が動かせる範囲内で、少量でもよいので、運動をするように心がけましょう。
身体を動かすことで、関節の動きを促し、筋力も保てるのです。関節の運動の目安としては、少し痛みを感じるくらいで、我慢しながら少しずつ曲げたり、伸ばしたりすることがよいとされているのです。

あまりの痛みを我慢するのも無理があって逆効果ですが、痛くない範囲内でのみ関節を動かしても関節の動ける範囲を狭める可能性がありますので、コツを覚えて、少しの痛みに耐えながら動かしましょう。
また、運動は毎日続けることが大切で、なるべく朝起きたときと寝る前の二回にわけて腕や足の関節を動かすとよいでしょう。
特に朝はこわばりが強い場合が多いので、少し運動してから温かいお風呂に入るとよいでしょう。
しかし、あまり運動してしまうと、翌日までに疲れが取り残されてしまって、逆効果ですので、なるべく翌日に疲れが残らない程度の運度がベストでしょう。
また、運動後の1時間は、なるべくリラックスして安静にした方が痛みが軽減します。陸上の運動はとても無理だと思ったら水の中で運動することをオススメします。
浮力で身体が軽くなり、
比較的に関節に負担をかけずに運動することができるのです。

関節が痛いからといって、すぐに関節リウマチだという結論が出るわけではなく、関節リウマチには触診、エックス線検査、血液検査、尿検査、関節液検査などを含むいくつかの診断基準があるのです。
これらの関節リウマチの検査をして、はじめて関節リウマチと診断されるわけですが、ここで少し関節リウマチの血液検査の内容について説明しましょう。
関節リウマチの血液検査内容は、体内で起きている変化を調べると同時に、薬に対する副作用があるのかどうか、類似した病気の可能性はあるのかどうかを調べるのです。
関節リウマチの血液検査内容は、まず赤沈を調べます。
これは代謝異常や組織の炎症の有無を調べるもので、関節リウマチにかかりますと、赤血球の沈降速度が早くなる場合が多いのです。
そして、CRPについて調べます。
これは、体内で炎症が起きた場合に生じる血液中のたんぱく質ですが、これは他の膠原病や感染症の場合でも陽性を示しますので、この検査で陽性反応が出たからといって即座に関節リウマチだと診断されるものではありませんが、体内に炎症があることがわかります。

関節リウマチの場合、血液検査を行います。
そして、血球数を調べるのです。
白血球の数はよく血液検査で調べられる項目ですが、この検査によって、白血球の数が減少している場合は薬の副作用によることが多く、感染症や悪性関節リウマチの場合に白血球の数が増加することが多いようです。
さらに、赤血球数を調べます。
貧血症状が進むと赤血球の数が減っていきます。
そして、血色素を調べて、非ステロイド抗炎症剤などを服用している場合は、その副作用で胃潰瘍または十二指腸潰瘍で体内出血が起きますので、この血色素の値は下がります。
さらに、リウマチ因子(RA検査)をします。
この検査は少し特殊な検査になりますが、免疫異常を引き起こす抗体の有無について調べるもので、関節リウマチなどの免疫系統に異常がある場合は数値が高くなる傾向にあります。
さらに、血清タンパクを分解をして、関節リウマチの場合はα2グロブリン、γグロブリンの増加が見られます。
また、GOTとGPTの数値は、薬の副作用で肝臓に障害が起きた場合に数値が高くなり、血清クレアチニンの数値は薬の副作用で腎臓に障害が起きた場合に数値が上がります。

関節が痛むからといって、必ずしも関節リウマチということではないのです。
多くの病気で関節が痛くなります。
関節リウマチかどうかを判断する診断基準には、いろいろな項目があります。
アメリカリウマチ学会による基準ですと、まずは起床時に関節のこわばりが生じること、そして、3箇所以上の関節が腫れていること、手首や手指の関節が腫れていること、関節の腫れが左右対称であること、手のエックス線の検査で異常があること、皮下にしこりがあること、リウマトイド因子が陽性であることがあげられます。
これらの症状は必ずしも全部あてはまるものではなく、うちの4項目以上にあてはまる場合に関節リウマチだと診断されます。
血液検査でリウマトイド因子の検査で陽性の結果が出た場合は、リウマチ反応が陽性だということですので、かなりの確率で関節リウマチである可能性があるのです。
しかし、血液検査でリウマチ反応が出たからといっても症状の出ない人もいるのです。

関節リウマチかどうか血液検査を行います。
その際に、リウマチ反応が出たからといって必ずしも症状が出るというわけではないのです。
つまり、健康体の人や、関節リウマチ以外の病気をもっている人でもこの検査で陽性反応が出たりするのです。
その逆で、関節リウマチ患者のなかでも約10パーセント程度の患者しか陽性反応を示さないのです。
つまりリウマチ反応が陽性でも、リウマチであると結びつけることはできず、ただかなり高い確率で関節リウマチの可能性があるというだけです。
診断の基準はあくまでも、普段の生活において現れる症状で、たとえば、朝起きて手を広げようとしたらこわばったりすることが頻繁に起きたり、肘の外側や後頭部、膝の前部などの皮膚下に痛みのない小さなしこりがあることなどが関節リウマチの特徴だといえます。
素人判断は危険ですが、もし関節に異常がある場合はこわばり度やしこりなどを自分で調べてみて、それから病院で血液検査やエックス線の検査を受け、お医者さんに相談してみましょう。

関節リウマチは全身に症状が現れる病気で、進行しますと、全身の関節に炎症が起きて、しかも関節の骨まで破壊してしまうので、進行するにつれて日常生活にも支障をきたすことになります。
近年、関節リウマチの新薬が開発されて、かなり効果的な薬も出てきましたが、それでも使用頻度が増すにつれて効果が弱まったり、副作用が強かったりして、なかなか特効薬というものは開発されないものです。
関節リウマチの新しい治療法として、白血球除去療法があります。この方法は、関節リウマチの特徴をつかんだ治療法だといえます。
なぜならば関節リウマチは本来ならば異物を排除する働きをする白血球が何かしらの理由で関節の滑膜を攻撃して炎症を起こすことに着眼して、白血球を取り除いて症状を改善させる方法です。
この白血球除去療法は、透析と同じような方法で、まずは血液を一方の腕の静脈から体外に取り出して、フイルターを通して白血球を取り除いた後、もう一方の腕の静脈に戻していく治療方法なのです。

白血球除去療法とよばれる治療法は、透析と同じ方法であるといわれています。
なぜなら、片方の腕の動脈から血液を
これはかなり画期的な治療方法で、これまでに生物学的製剤が使えなかった人でも白血球除去療法ならばできる人が多く、この白血球除去療法が開発されてから生物学的製剤が使えるようになることもあるのです。
しかし、副作用が比較的に少ないというメリットがありますが、白血球というのは体内で作り続けられますので、この治療法は効果が短
く、3ヶ月ほどでまた治療を繰り返さないと効果が弱まるのです。
白血球除去療法は効果に持続性が認められないうえ、治療費がかなり高額で1回で約15万円の治療費になります。
こういったネックがあるため、この治療法は開発されたとはいえ、なかなか普及しないのです。

関節リウマチは痛みと腫れのある病気ですので、患者さんの多くはその痛みから解放されたいと訴えるものです。
そして、病気が進行しないように、関節の組織がこれ以上破壊されないようにしたいと願うものなのです。
現在の関節リウマチの治療は、非ステロイド性の抗炎症薬や、抗リウマチ薬が中心となっており、特効薬がないため、ほとんどの患者さんは長期的にこれらの薬を服用することになります。
そして、治療法のなかで比較的に副作用の少ない治療法の一つとして、レーザー治療がおこなわれるのです。
このレーザー治療は、リウマチの進行を抑制して、腫れやこわばり、そして痛みを軽減してくれるものなのです。
関節リウマチ治療に使われるレーザーは低出力レーザーで、低出力ですので、皮膚にダメージを与えずに、治療ができるといえるでしょう。
もちろん、低出力だからといってまったく危険性がないのではなく、目に直接当たりますと、網膜を破壊してしまう可能性がありますので、気をつけましょう。

レーザーによる関節リウマチの治療でもっとも人気があるのは鎮痛作用があることです。
レーザー治療の間は特に痛みが生じるものではなく、治療後に少し疲れがある程度ですが、関節の痛みが軽減されるといわれています。
今後のレーザー治療の目標とされているのが、破壊が進んでいる関節の機能改善と機能維持ということで、研究が進められています。
これらの機能的な改善は薬物療法では難しいといわれていますので、レーザー療法は期待されている関節リウマチの治療法だといわれています。
しかし、レーザー療法だけで関節リウマチの炎症などをすべて抑制できるものではありませんので、薬物療法と同時進行して、レーザーで機能改善と図りながら薬物で免疫異常を改善していくことでバランスよく慢性関節リウマチの症状をコントロールできる治療法だといえるのではないでしょうか。

関節リウマチはお年寄りのかかる病気だと思われがちですが、実は若年性関節リウマチとよばれる病気もあるのです。
大人の関節リウマチとは異なりますので、区別して若年性関節リウマチと呼ばれています。
小児は成長過程にありますので、慢性疾患にかかった場合は成長に障害をきたすことが多いのです。
まず、小児に使用できる薬は限定されていますので、若年性関節リウマチの抑制は大人の関節リウマチと比べて難しいといわれています。また、若年性関節リウマチの炎症は一ヶ所にとどまらず、全身の関節に炎症をきたしますので、成長を妨げる成長障害が起こります。
そのため、若年性関節リウマチの活動性が続いている期間が長ければ長いほど、患者さんの身長は標準と比べて低くなるのです。
特にステロイド剤は身長の伸びを抑制する作用があり、若年性関節リウマチでステロイドを使用した場合は身長が伸びずに低身長の場合が多いといわれています。
また、関節の運動が妨げられますので、骨の成長にも影響して、障害をもたらすことがあるのです。

若年性関節リウマチにかかった患者さんの多くはまだ小児ですので、痛みの伴うリハビリなどになかなか協力しないことが多く、運動療法を進めていくうえで難しくなりますので、大人のようなリハビリはほとんど無理で、遊びの中にリハビリを盛り込んだ感じのリハビリになるような工夫が必要になるでしょう。
また、若年層はまだ学習段階になり、学校との両立や進学や就職などの問題にも直面します。
若年関節リウマチは身体の面ばかりでなく、精神的な面からでも周囲の理解とサポートとケアが必要ですし、長期の治療プログラムに沿って、人生に前向きな姿勢がもてるように周りがサポートしていくことがとても大事なことです。
あすなろ会などの若年関節リウマチの病気をもつお子さんのいる会合がありますので、一人で悩まずに同じ状況にある人々と交流をして、情報交換していきながら、子どもを支えていきましょう。

若年性関節リウマチは、小児に発症することが多いので、多くの患者さんはまだうまく痛みを訴えることのできない年齢層の小児ですので、親御さんとしてはとても心配なことでしょう。
骨が痛いと泣かれたりしますと、どうすればよいのかわからなくなるものです。
しかし、骨が痛いからといって、必ずしも若年性関節リウマチというわけではありません。
成長期であれば膝などの関節部分が痛くなることがあるのです。
これは成長痛と呼ばれるもので、子供の成長期に合わせて、骨がまだ成長の途中であるため、膝が痛むことがあるのです。
この成長痛の場合は成長がある程度進みますと、自然と治ることが多いのです。
しかし、若年性関節リウマチの場合は、そういった成長痛とは違って、いつも痛みが生じるのが特徴で、しかも痛む部分は膝だけでなく、手や足などの全身の関節が痛くなるのです。

若年性関節リウマチの場合、ほとんどは16歳以下の子どもがかかるので、大人の関節リウマチと区別して、若年性関節リウマチと呼んでいます。
若年性関節リウマチは、症状と経過から、全身型、多関節炎型、少関節炎型の3種類に分類されます。
若年性関節リウマチの特徴といえば、大人の関節リウマチに比べて、朝のこわばりが強いという点です。
まだこわばりとは何か理解できない幼児の場合は、朝目覚めても不機嫌な状態で、なかなか起き上がらず、ベッドのなかでぐずることが多いのです。
しかし、こういった首や手、足のこわばりは目覚めてから時間が経つにつれてなくなり、昼ごろになるとまったくないことが多いのです。また、若年性関節リウマチのもう一つの特徴は、発熱で、多くの場合は38度以上の高熱が出て、熱が上がったり、下がったりします。
そして、発熱に伴い、胸や手、大腿部、背中、顔などに発疹が現れることが多いのです。
高熱と発疹は、全身型によくある症状だといえるでしょう。

リウマチという言葉はよく耳にする言葉ですが、具体的にどういった病気なのかを知っている人は案外少ないのではないでしょうか。
リウマチでイメージできるものといえば、お年寄りの神経痛というくらいなのではないでしょうか。
ここで少しリウマチについての説明をしましょう。
リウマチという言葉の語源はギリシア語のリューマ、つまり流れという意味です。
そして、体内の液の流れが悪くなり、関節にたまると考えられていたためにそう呼ばれていたそうです。
古くからリウマチは多くの人々を悩ませ続けてきたのです。
リウマチのほとんどの場合は関節リウマチを指すもので、関節リウマチというのは全身の関節や関節周囲の骨、筋肉などの腫れと痛みがあるもので、それに伴い、機能障害が生じる病気なのです。
原因がまだはっきりわからないため、こういった関節の痛みと腫れがあると、一般的にリウマチと呼ぶのです。

リウマチの正式な呼び方はリウマチ性疾患で、このリウマチ性疾患の中に関節リウマチや全身性エリテマトーデス、変形性関節症、痛風などの病気が含まれているのです。
これらのリウマチ性疾患の共通点は、関節や関節周囲の痛みですが、痛みの原因は病気によって違います。
リウマチ疾患の原因として考えられるのは、免疫の異常、あるいは細菌やウィルス感染、代謝の異常、外傷や加齢、ストレスなどの心因性などです。
関節リウマチの場合は、血液検査などでわかる場合があります。
関節リウマチは、血液中からリウマトイド因子というたんぱく質が発見されることが多く、免疫異常が原因だと考えられています。
しかし、免疫システムの異常ということがわかっても、いまの医学ではまだ関節リウマチの原因が解明されたわけではありません。
免疫は本来、病原体などの異物が身体に入ってきたときに抗体を作って異物を排除するものですが、免疫システムに異常が生じると、体内の成分に対して抗体を作り、自分自身を攻撃するようになるのです。
関節リウマチもこのような自己免疫疾患の一つだといわれています。

リウマチの痛みと腫れに効果的な治療法の一つには、温めることがあげられます。
そのため、リウマチの治療法として温泉で治療する方法もかなり効果的だといわれています。
温泉に行きますと、心身ともにリフレッシュしますね。
そのため、多くの人は温泉で身体の調子を整えていますが、温泉には疲れを癒す効能があるばかりでなく、関節痛やリウマチにも効果があるのです。
温泉の温熱作用は鎮痛効果のあって、リウマチの痛みを和らいでくれます。
また、温泉に浸かると水の中に入ることで浮力がありますので、浮力の働きで膝関節への負担が少なくなりますので、膝の痛みも軽減されることでしょう。
さらに、水の抵抗を利用して身体を動かすことで、筋力の増強になります。
また、泉質によって血管が拡張されて、血液循環がよくなり、新陳代謝もよくなりますので、痛みが軽減されることでしょう。

リウマチの治療法のひとつとして、温泉療法があげられます。
温泉で温まることによって、鎮痛効果がありますし、温度、圧力、浸透圧、成分などの総合的な刺激で自律神経にもよい影響があるといわれています。
しかし、いくら温泉がリウマチに効果があるからといって、無理に長時間入浴したりするのはよくありませんし、体調の優れないときに温泉に入っても逆効果になるときがあります。
また、泉質や温泉の水温、入浴時間、入浴時間帯などによっても効果が違いますので、温泉に行く前に担当医によく相談してからにしましょう。
基本的に温泉療法はとても効果的なリハビリの方法だといわれていますので、基礎的療法や薬物療法、手術療法と平行して、リウマチに効
果のある温泉に浸かり、身体の負担にならない程度の回数で温泉療法も実施してみるとよいでしょう。
きっと心身ともにリフレッシュして、痛みなども軽減されることでしょう。

リウマチは遺伝するとよくいわれています。
家系的にリウマチの人がいるととても不安になりますね。
リウマチが実際に遺伝するのかどうかというのはまだよくわかっていないのが実情なのではないでしょうか。
確かに家系的にみて、リウマチ患者の多くは家系的にリウマチの患者さんいる人が多いといわれており、遺伝因子は否定できないにしても、だからといって必ずしも遺伝するとは限らないのです。
関節リウマチの原因は、免疫の異常だと考えられており、関節リウマチの患者さんには、DR4というたんぱく質で作られたHLA遺伝子をもつ人が健康の人に比べて数量が多く、このHLA‐DR4遺伝子が免疫システムに異常をもたらしているのだといわれています。
近年は科学的にも遺伝子レベルでの原因も確認されていますが、まだ確定したわけではなく、ただ遺伝する可能性が高いという段階のものです。
だからといって、関節リウマチが遺伝病だと考えるのは答えを急ぎすぎているのではないでしょうか。

関節リウマチは遺伝すると考えられているようです。
ですが、遺伝病であるとの答えは必ずしも正解であるとはいえないのです。
調査によりますと、確かに一卵性双生児で、一人が関節リウマチにかかることよりも、二人とも関節リウマチにかかる確率の方が高く、二卵性双生児よりもその確率は高いといわれています。
また、実際に関節リウマチ患者の多い家系もあることも確かです。
そのため、関節リウマチの発病にはなんだかの遺伝因子との関係がありそうですが、だからといって遺伝的要因を持っている人はすべて発病するというわけではありません。
この遺伝的要因のほかにもさまざまな要素が加わって発病するのではないでしょうか。
たとえば、ウィルス感染やストレス、出産などの環境因子もあって、発病することが多いのだといわれています。
そして、健康な人でもHLA‐DR4遺伝子をもつ人がいますし、遺伝的要因がなくても、ウィルス感染などで関節リウマチになる場合もありそうです。

関節リウマチにはさまざまな自覚症状があるものです。
この自覚症状がお医者さんの診断する際の決め手になることも多いのです。
それでは、関節リウマチの患者さんは、どういった自覚症状があるのでしょうか。
多くの患者さんは、手の指の腫れを自覚することでしょう。
特に第二関節と第三関節がむくむように腫れるのです。
関節が腫れることで、指輪がきつくなり、抜けなくなったりすることが多いそうです。
また、指の関節が腫れますので、痛みもありますし、物を握ることも、雑巾などを絞ることもとても難しくなります。
そして、むくみがありますので、物をしっかり持つことが難しくなり、物を落としやすくなるのです。
このほかの自覚症状としては、足の裏と足の指の付け根の関節が腫れるなどの症状が出ます。
たとえば、朝目覚めて起き上がろうとしても足がしっかり立てず、違和感が生じたりするのです。
また、足も腫れますので、いままでピッタリのサイズだった靴が入らなくなったりします。
また、正座することも難しくなり、長時間座っているうちに足がこわばり、すぐに立ち上がらなくなったりします。

関節リウマチの自覚症状として、微熱が続いたり、食欲がなくなったり、からだがだるくなったり、体重が減ったり、といったものがあります。
また、気分にむらができて、すぐにいらいらしたり、顔色が悪くなったりします。
こういった体調不良が現れはじめてから、痛みや腫れ、こわばりなどの関節の異常が生じる場合も多いといわれています。
関節リウマチの初期症状としては、関節を包む滑膜に炎症が生じますので、関節液がたまるようになり、関節あたりに熱がこもり、腫れて痛むようになるのです。
これがさらに進みますと、滑膜が増殖して軟骨の破壊がはじまり、関節周囲の筋肉が少しずつ萎縮し始めます。
また進行していきますと、軟骨だけでなく、骨まで破壊されますので、筋肉の萎縮もかなり進行します。
この段階では身体全体のバランスが悪くなり、上手に身体を動かすことができなくなります。
また、関節も変形して、脱臼することもあります。
さらに病気が進行して末期に入りますと、骨の破壊が深刻になり、骨と骨がくっつき、痛みが和らぎますが、関節を動かすことができなくなります。
関節リウマチは慢性的に進行していく病気ですので、早期発見して、治療をはじめることがよいでしょう。
思い当たる項目があったら迷わずお医者さんに相談してみましょう。

関節リウマチは関節に炎症を起こして腫れと痛みが激しい急性期があり、そのときに装具をつけますと、少しは症状が緩和します。
また、血行をよくすると症状が緩和されますので、ぬるま湯で関節を温めるとよいでしょう。
急性期はなるべく関節を動かさずに、安静にして腫れや痛みが治まるのを待ちましょう。
関節を温める療法の一つには、温熱療法と呼ばれる方法があり、また、赤外線や超音波療法、レーザー療法などの電気療法などの関節を温める療法があります。
温泉に入ったり、温水プールなどで身体を温めるのも関節リウマチには効果的だといわれており、このほかにもご自分で簡単にできる入浴法や部分浴、ホットパック、蒸しタオルなどを使った温熱療法などもあります。
関節リウマチの特徴の一つとして、朝のこわばりがありますが、こわばりが強いときは入浴して関節を温めましょう。
しかし、こわばりではなく、腫れて熱も出ている場合は冷やして熱をとるようにしましょう。

関節リウマチについて知ろう!

関節リウマチ・・・それだけを聞いてもどんなものかわかりませんよね。関節リウマチとは正式名をリウマチ性疾患というのです。ここではリウマチ性疾患の症状やいろいろなリウマチの治療法などについて紹介していきます。


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